今回の余談は、 マルタのファッション事情 と春から初夏にかけての気候について。
春から初夏の気候
春のマルタ
私がマルタに滞在していたのは春から初夏にかけての2ヶ月です。
日本で調べた時は、温暖で冬はそこまで寒くならず到着したら夏だーー、なんて思っていました。ところがみなさん注意です、マルタの4月は寒いです! 毎日突風が吹き、それはとても冷たく、留学生はみんな暖かいと思って来ているので凍えていました。冬を越す長期で来ている人以外は防寒するものを持っていないので。もちろん夜も寒く、フラットメイトのスイス人はコイン式の暖房をつけていたほどです。(1時間1ユーロ)
ちなみにスイスはとんでもなく物価が高いらしく、マルタは安い!と彼女は毎日惜しみなく食事にお金を使っていました。置いてった食材処理するの大変だったんだから、、、でも彼女はとても素晴らしい人でした。
忙しい天気
4月も後半になると少しづつ暖かくなってきました。日向は太陽の光が強く真夏の格好でちょうど良いのですが、日陰は涼しいのではなく寒いのです。着るものに困るとは正にこのこと。着たり脱いだり本当に忙しかったです。教室は凍えるほどエアコン効いてるし。そして夜はまだ冷える。この時期はマルタよりも東京の方が確実に過ごしやすいです。
5月に入ってやっとバルコニーに居られる時間が増えました。スーパーでキャンドルとライターを買ってきて着込んで無理やり外で勉強していました。寒いですけどね、好きなんです、外が。
マルタのファッション事情
着るものが、買うものがない
あまりに寒いので何か着るものを買おうと探しに出たのですが、一番おしゃれなのがZARAでしょうか。それ以外は名前も聞いたことないファストファッションのオンパレード。質も良くなく、値段もそこそこする。円安MAXだったのでより高く感じました。
ここで マルタのファッション事情 に暗雲が立ち込めてきました。
ガイドブックに載っているショッピングモールも例外ではありません。本当に本当に、本当に本当に買うものがありません。マルタの春を越すのは大変です。よって日本から少し荷物になったとしても持っていくことを強くお勧めします!
そして5月ともなると寒さをしのぐ暖かい洋服は店頭から根こそぎ消えます。少しも置いてないです。寒さに耐えられない場合は春のうちに早急に妥協してでも買いましょう。
ファッションには期待しないことにした
マルタの人々はプレーンな服装の方が多いように思います。制服姿の方を多く見ていたのでなんとも言えないところもありますが。そして留学生と観光客はリゾート感プンプンです。
正直なところ、あの人おしゃれ!と思う人はほとんどいませんでした。見かけた時は“I like your outfit!”と思わず声をかけてしまいました。でもこれって日本以外の方には普通なことのようですね。
ある日、ほとんど話したことのないクラスメートが、まあまあの距離から突然こっち向いてあなたのメガネめちゃいい!と言ってきました。私も違う機会にあなたの笑顔本当に最高!と言ってやりました。だって本当にナイスな子だったから。そして彼女はお医者さん。勉強頑張ってね。
ということで、 マルタのファッション事情 はこんな感じ。ですのでファッションに関しては期待はしない方がいいと思います。
私のクラスの先生(29歳女子)もマルタで服は買わないと言っていましたし。
Thrift shop of Malta
私はヴィンテージのお洋服が大好きなので調べて行ってみたお店が2件だけありました。マルタではthrift という名前を付けているお店が多いです。日本でいうリサイクルショップという感じで、charity shopという意味が含まれていることもあるそうです。その真意はわかりませんが、とにかくvintage shopという名前が付いているお店は見かけませんでした。
その2件をご紹介いたします。
Vogue Xchange
@vogue__x__
ゴゾ島の中心地ヴィクトリアにあるお店。日本の古着やヴィンテージのお店の作りににています。キャップにストライプシャツ&デニムの西海岸風の出で立ちのおしゃれマダムがいました。
来店した時、彼女は集中して何か作業をしていました。なので気づいた時に、あら、ごめんなさい集中しすぎて気づかなかったわぁ、って、かわいい。セレクトされた古着もありましたが、刺繍や染色、カットなど手を加えたものもありました。ユニクロのセータの袖を切り、脇に刺繍をしたベストが可愛かったのですが、完全に冬物だったので諦めました。
私は何も買いませんでしたが、何か良いものがありそうな期待が持てるお洋服の数々でした。気さくなマダムも良かったです。
ゴゾ島に行くことがあり、ファッションに興味があればぜひ行ってみてください。
THRIFT by Alternative
@thriftbyalternative
全く観光地ではない場所にあるし、見つけられないし、辿り着くのに苦労したお店です。なぜ見つけられなかったかというと、ヘアサロンの中にあったからです。わかるかーっ!と思ったんですが、インスタのプロフィール欄にしっかり“Based in hairdressing salon”と書いてありました。しかし優しい美容師さんが対応してくれて、雰囲気も良かったので、全く予定になかった美容院の予約もお願いしてしまいました。
品数はラック一つ分くらいでどれも手頃な値段。デニムのオールインワンがジャストフィットしたので購入しました。38ユーロ。美容師の彼のパートナーが買い付けている、と言っていた、とリスニング力低い私は理解しました。場所は、ビルキルカラという中部の比較的大きな市で、マルタの街並みにあまり感動できなかった私ですが、ここはとても素敵でした。ほんとよかった。人いないし。ここの情報はほとんどないのでそのうち書きたいと思います。
マルタの雰囲気
リゾートとはちょっと違う雰囲気
国全体に田舎な空気が流れているマルタ(リゾートとはちょっと違う)は、私がよく知っている湘南や沖縄に雰囲気が似ています。
街自体が世界遺産になっているVallettaなどは別として、海辺の町はどこも似てくるのでしょうか。場所によっては、歩けば歩くほどここは日本なのか?と錯覚しました。
だからなのかすんなり馴染めました。
マルタの夏
私はマルタの夏を経験していませんが、先生がよく夏に水なしで1時間外にいたら死ぬ、と言っていました。でも日本もある意味そうよ、と思いつつ、乾燥しているので日本とは違う辛さがあるのでしょう。まだ現地に滞在している友達に暑さ大丈夫?と聞いたら、38℃らしいけど体感は40℃超えてる、という返事が帰ってきました。暑そうです。今年の日本もとんでもなく暑かったですけどね。
あとなぜかどこへ行っても80s、90sの曲がかかっていて、毎日どこかでシンディーローパーが流れていました。なぜなのでしょうか。